モビリティ ソリューションズ

IAA 2017でボッシュが技術革新の最新の成果を発表
未来のモビリティから事故、ストレス、エミッションをなくすソリューションの数々

  • ボッシュはネットワーク化、自動化、電動化を組み合わせてモビリティの課題を解決
  • 事故のないドライビングの実現に寄与するシステム/コンポーネントの専門知識
  • よりスマートな駐車、ネットワーク化ベースの自動駐車
  • ストレスのないドライブを気軽に楽しむためのコネクテッドモビリティサービス
  • 重要な情報を常に把握:新しいディスプレイとディスプレイシステム
  • 大気の環境改善につながるeモビリティと内燃機関
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  • 2017/08/22
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プレスリリース

フランクフルト/シュトゥットガルト(ドイツ) – モビリティの新時代の幕開けに向けて、ボッシュはそれにふさわしい技術ソリューション、事故、ストレス、そしてエミッションをなくすソリューションの創造に取り組んでいます。グローバル規模で革新的なテクノロジーとサービスを提供するボッシュは第67回IAAフランクフルト国際モーターショーで、将来のモビリティのためのイノベーションの数々を発表します。なお、ボッシュのブースは8ホールのA03です。

ボッシュの展示の見どころ
自動バレーパーキング:ドライバーレスパーキングは時間の節約とストレスの軽減に貢献します。ボッシュは先日、シュトゥットガルトにあるメルセデス・ベンツ ミュージアムの駐車場で自動バレーパーキングのデモンストレーションを行いました。ボッシュがダイムラー社と協力して実現したものです。ドライバーはスマートフォンの機能を使って、車両を割り当てられた空き駐車スペースに自動的に入れることができます。その間、車両の動きをモニターする必要すらありません。このドライバーレスパーキングを可能にしたのは、ボッシュが提供する車載技術とインテリジェントな駐車場インフラの相互作用です。この自動バレーパーキングは、自動運転につながる道の重要なマイルストーンとなります。

無線ネットワーク経由のソフトウェア更新:ソフトウェアとアプリのオンライン更新は、スマートフォンユーザーにとっては当たり前の手順です。ボッシュはそれを自動車の世界に持ち込もうとしています。いわゆるOTA(over-the-air)アップデート、無線ネットワーク経由のソフトウェア更新です。車載システムのソフトウェアを夜のうちに更新し、新しい機能を車両に追加できます。交信は暗号化されたデータを使って行われ、不正アクセスの心配はありません。ドライバーはバレットパーキング、コミュニティ ベース パーキング、車線維持支援システムなどの機能を手軽に導入し、起動できるようになります。

eアクスル(電動車軸):eアクスルは電気自動車とハイブリッド車向けの、コンパクトで、コストを最適化した電動パワートレインソリューションです。電気モーター、パワーエレクトロニクス、トランスミッションを一体化したコンパクトな装置が、車軸を直接駆動させます。電動パワートレインの複雑性が緩和され、またボッシュが設計したシステムが電気自動車の開発期間短縮の可能性をもたらします。eアクスルのパワーは50 kWから300 kWまでをカバーしているため、コンパクトカーからSUV、さらには小型商用車にもeアクスルを搭載できます。eアクスルは高効率なソリューションですが、これに寄与する要因は二つあります。ひとつは、電気モーターとパワーエレクトロニクスの継続的改良、もう一つはインターフェースと高電圧ケーブル、プラグ、冷却装置などの部品点数の削減です。ボッシュのeアクスルは、これまでと同じ容量のバッテリーで、航続距離を延ばすことを可能にします。ボッシュはまた、世界中で対応可能な柔軟なアプローチでeアクスルを製造しているため、世界各国で信頼性の高い供給態勢を確保しています。

その他、ボッシュの展示のハイライト
事故のないドライビングの実現に寄与するシステム/コンポーネントの専門知識

自動運転:自動運転は道路交通安全の向上に寄与します。自動化レベルを上げると、事故発生率はさらに低下します。ドイツでは、自動化により事故件数を最大で3分の1減らせると推定されています。自動運転を実現するには、車載システム全般について深遠な理解が要求されます。ボッシュは、システム全般の専門知識があるだけでなく、レーダー、ビデオ、超音波センサー、ブレーキ コントロール システム、電動パワーステアリング、ディスプレイ機器、そして車載/非車載のネットワーク化ソリューションを含め、ほとんどの基本コンポーネントを内製しています。2020年代初めにも、ボッシュの技術を搭載したクルマが高速道路上での高度自動運転(SAEレベル3)を認可される可能性があります。それだけにとどまらず、ボッシュはダイムラーと提携し、市街地での完全自動運転(SAEレベル4)、さらにはドライバーレス走行(SAEレベル5)の実現を目指しています。目標は、ロボキャブ用自動運転システムの開発を進め、2020年代初頭に量産を開始することです。

ブレーキシステム:ボッシュは、負圧に依存しない電動ブレーキブースターの第2世代モデルを開発しました。第1世代モデル同様、iBooster2は最先端を行くブレーキシステムに求められる基準をすべて満たしています。第2世代ブレーキブースターは、一段とコンパクトになり、ブレーキ圧形成速度が向上しています。iBoosterはすべてのパワートレインに適合しますが、とりわけハイブリッド車と電気自動車に最適です。この電動ブレーキブースターをESC(エレクトロニック スタビリティ コントロール)と組み合わせ、自動運転に必要な冗長ブレーキシステムを構成できます。2組用意したコンポーネントの片方が故障しても、もうひとつの部品が自動運転車を安全に減速、停止させるため、ドライバーが介入する必要はありません。

電動パワーステアリングシステム:自動運転実現のカギを握る技術のひとつが、フェイルオペレーショナルに対応した電動パワーステアリングシステムです。万一不具合が起きても、ボッシュの電動ステアリングシステムは本来の機能性の半分を維持できます。これは自動運転に対応していない既存の車両でも自動運転車両でも同様に機能します。この技術により、自動車メーカーはフェイルオペレーショナルの要件を満たすことができます。米国では高速道路安全局(NHTSA)と米国運輸省(DoT)が連邦自動運転車政策(Federal Automated Vehicles Policy)の中で、いくつかフェイルオペレーショナルの要件を列挙しています。

路面摩擦係数マップ:路面グリップ、あるいは路面摩擦係数は路面が乾いているか、濡れているか、凍結しているかによって大きく変化します。危機的状況に陥るのを避けるため、ドライバーは路面に合わせて走行スタイルを調整する必要があります。ボッシュは、クラウドベースの路面摩擦係数マップを開発中です。これは自動運転車に、目的地に到着するまでに進路の路面状態がどのように変化するかを把握させるのが目的です。路面摩擦係数マップでは、ESCのセンサーを使って路面状態の情報を集めます。気象台が発表する情報や、インフラに埋め込まれた路面センサーからのデータも援用し、マップは現在の摩擦係数を計算し、この先の進路の係数を予測します。路面摩擦係数マップの情報はクラウドを経由してリアルタイムでネットワーク化された車両に提供され、自動運転機能の安全性と堅牢性を強化します。

よりスマートな駐車、ネットワーク化ベースの自動駐車
駐車スペース探し:ボッシュのコミュニティ ベース パーキングが、適切な駐車スペースを探す簡単な方法を提供します。路肩に駐車した2台の車両の横を自車が走り抜けるときに、駐車支援システムの超音波センサーを使ってスペースの長さを測定します。情報はリアルタイムでデジタル駐車スペースマップに転送され、最寄りの駐車スペースを探している別のドライバーの利用に提供されます。ボッシュはメルセデス・ベンツその他の自動車メーカーと提携して、ドイツ国内および欧州の他の国の都市でこのサービスを試験的に導入しました。ボッシュはこのコミュニティ ベース パーキング サービスをさらに発展させ、駐車料金の支払いをデジタルに処理する機能を持たせることを計画しています。

ゲーム感覚のアプリ: 駐車スペース探しを容易に行うために開発されたのが、Parkineersと呼ばれるアプリです。ドライバーは、ゲーム感覚のこのアプリを使って居住者専用スペースや一時的な駐車禁止など、駐車スペースの利用制限情報を共有できます。アプリユーザーはコミュニティの一員となり、アプリには自分のアバターを表示させたり、どのエリアに空き駐車スペースがありそうかを表示したり、近隣の駐車場利用状況をデジタル化させるなどの機能が用意されています。Parkineersは、iOSとAndroid版スマートフォンに対応し、現在はドイツ国内で利用可能です。

ホームゾーンパークパイロット:自宅のガレージまたは地下駐車場の割り当てられたスペースへの車庫入れをストレスなく簡単に行えます。ホームゾーン パークパイロットが、自宅の駐車場や契約している駐車場など日常的に駐車する場所での駐車操作(最大100m離れたところから駐車場へのアプローチまで含めた駐車操作)を自動で行います。ドライバーに求められることは、ダミーランを1回実行し、操縦パターンを車両に教え、記憶させることだけです。その後は、車両が所定の駐車スペースに自分で進入し、停車します。ドライバーは車両の動きを観察する必要すらありません。周囲の状況を確認するため、ホームゾーン パークパイロットは12個の超音波センサーと1台のステレオビデオカメラを使用します。それによって、ダミーラン中に検知した物体を認識しながら、車両を安全に決められた駐車スペースへと誘導します。

クルマの乗員とサイクリスト保護の向上
乗員保護:車両の安全性と乗員保護は、車両のサラウンドセンサー/接触センサーをパッシブ セーフティ システムやブレーキシステム、ステアリングユニットとつなぐことで、今以上に改善できます。サラウンドセンサーで衝突の危険を検知できるようになれば、パッシブ セーフティ システム(エアバッグやシートベルト プリテンショナー)を今よりも素早く展開させることができます。さらに、これらシステムの乗員拘束作用を、個々のシナリオに合わせて精密にカスタマイズできます。こうして事故の激しさの緩和に役立ちます。

サイクリスト保護:サイクリストと歩行者は、道路交通における一番の弱者です。ボッシュの新しい自動緊急ブレーキシステムに採用されたレーダー/ビデオセンサーには、自転車絡みの事故を減らすためにサイクリスト識別機能があり、突然クルマの前に飛び出した自転車も認識することができます。衝突が差し迫っている状況では、システムが自動的に緊急ブレーキを働かせます。これは衝突の被害を軽減させ、場合によっては事故そのものの回避につながります。消費者保護団体のユーロNCAP(ヨーロッパ新車アセスメントプログラム)では2018年から、サイクリスト識別機能付き自動緊急ブレーキの有無が安全性評価基準に追加されます。

電動二輪車用アンチロック ブレーキ システム:ボッシュは、生産準備が整った最初の電動二輪車用アンチロック ブレーキ システムを発表します。自動車技術の自転車への転用です。このアンチロック ブレーキ システムは電動二輪車の前輪がロック状態に陥るのを防ぎます。このABSはあらゆる路面で機能しますので、舵取り機能が失われることがなく、減速から停止に至るまでの間、ライダーは車体のコントロールを失わずに済みます。このABSにはまた、グリップが良好な路面で急ブレーキをかけたときに後輪が浮くのを防ぐ働きもあります。

ストレスゼロのドライブを気軽に楽しむためのモビリティサービス
コネクテッドモビリティサービス用デモ車両:ボッシュは、クルマの運転に伴うストレスを軽減し、気軽にドライブを楽しめるようにするスマートなモビリティサービスに対応したショーカーを展示します。パッケージに含まれるのは、コミュニティ ベース パーキング、車両の予知診断、パーフェクトなキーレス化です。これら技術を根幹で支えるのは、Bosch Automotive Cloud Suiteです。クラウドを通じて提供される各種モビリティサービスをこれでシームレスに調整します。

パーフェクトなキーレス化:ボッシュのパーフェクトなキーレス化は、スマートフォンを車両のキーに変えます。この新しい車両アクセスシステムにより、ドライバーはロックを解除する、エンジンを始動する、車両をロックするなどの際に、キーを探す必要がありません。パーフェクトなキーレス化では、ドライバーが携行しているスマートフォンにセットされた一意的なデジタルセキュリティキーをシステムが自動的に識別します。ドライバーが車から2 m以内の距離に入れば、ドアのロックが解除されます。また、スマートフォンが車内にあることをアクセスシステムが確認されない限り、エンジンを始動させることができません。車両のオーナーは、アプリを使って車両へのアクセス権を別のユーザーに譲ることができます。

車両の予知診断:休暇旅行中にクルマが故障することほど悩ましいことはありません。予知診断では、普段の走行中にクラウドから取り出したデータと情報を使い、車両の主要コンポーネントの状態を解析します。データからコンポーネントの減耗が進んだと判定されると、故障する前にドライバーに通知が出され、次回の修理工場訪問の推奨時期が示されます。予測診断により、車両の突然の故障を回避できます。

mySPIN - スマートフォン統合ソリューション: スマートフォンのナビゲーション、ストリーミングサービス、あるいはカレンダー機能を、乗用車の運転中や二輪車のライディング中にも使用したいと思いませんか?そのすべてを、ハンズフリーで可能にするのが、ボッシュのスマートフォン用統合ソリューション「mySPIN」です。スマートフォンとそのアプリを車両のインフォテインメントシステムに統合しさえすれば、準備完了です。まもなく接続が確立され、クラウドのデータがリアルタイムで表示されます。このデータには、突然の交通渋滞発生の警告など、ドライバーへのハザード情報が含まれます。

ドライビングアプリ:高級インフォテインメントシステムがなくても、車中の時間を手軽に楽しめるようにするのが、ボッシュのスマートフォン用ドライビングアプリです。このアプリは電話、テキストメッセージのやり取り、ナビゲーション、そしてそのほかの革新的アシスタント機能を含め、インフォテインメントシステムの機能一式を備えています。ボイスコントロール機能付きですので、ドライバーはアプリを安全かつ気軽に利用できます。

後付け可能な「eCall」:2018年から、自動eCall(緊急通報システム)がすべての新車に標準装備されます。ボッシュは、標準機能としてeCallを装備していない車両向けに、後付け可能なeCallソリューションを開発しました。シガーライターから電源を取る方式のこのセンサー装置は、車両が事故に巻き込まれると、加速度センサーとインテリジェントなアルゴリズムによってそれを検知します。急を要する場合は、特別なスマートフォンアプリがデータをカーサービスステーションに送ります。救急サービスの出動タイミングが早まり、救命の可能性が向上します。中国、ドイツおよび米国で先行提供されているeCallは、数多くのドライバー/乗員の命を救った実績があります。

重要な情報を常時視野に収めていられる新しいディスプレイとディスプレイシステム
ネットワーク化されたShow car:ボッシュは、新しいユーザーインターフェースが約束するセキュリティの向上、ストレスの軽減、そして注意散漫化の防止効果をShow carを使ってデモンストレーションします。人と車両とをつなぐこのインターフェースは、ドライバーが必要とする情報を、ニーズに即して提供するとともに、あらゆる状況で気配りの行き届いたコンパニオンとしてドライバーをサポートします。さらに、このShow carは常時ネットワークに接続しているため、周囲の世界、そしてオーナーのスマートホームとつながっています。このネットワーク化を使ってドライバーは最寄りの場所にある電動二輪車を予約する、降雨時に自宅の窓を閉めるなどを、画面の操作ひとつで実行できます。

ノングレア型メーターパネル:ボッシュは、世界で初めて光学的接合技術を採用した、フルHD解像度対応のメーターパネルを導入しました。スクリーンの外光反射率は従来の4分の1以下で、直射日光が当たる状況や暗い場面を含め、あらゆる角度で視認性が向上します。秘密は新しい製造工程にあり、液体の薄層を使ってスクリーンとガラスを接合しています。高コントラストのスクリーンに、あらゆる情報が極めてはっきりと表示されます。このメーターパネルは特に二輪車ライダーの間で人気を得ています。というのも、堅牢で、ほこりや汚れに強いという特長があるためです。

最新技術を取り入れたヘッドユニット:車両の情報機能とエンタテイメント機能を一手に管理できるヘッドユニットの登場です。IAA 2017でボッシュは、最新プロセッサーを採用し、最高5倍のパワーと、最高7倍のグラフィック性能を実現したヘッドユニットを紹介します。

コクピットの効率をアップ:今日の車両のコクピットは数多くのスクリーン、ディスプレイ、スイッチ、ボタンであふれかえっています。個々のスクリーンは、操作のために専用のコントロールユニットを備えているのが普通です。スペースに限界のあるコンパクト車はもちろん、それ以外の車両クラスでも、あらゆる情報を1台の中央画面に表示する新しい操作コンセプトが求められています。そのコンセプトが満たす必要のある必須条件は、最大限の機能性を、極力少数の部品点数で実現することです。そこでボッシュはメーターパネルとインフォテインメントシステムの機能を統合し、1つの演算論理装置(ALU)ですべての情報を管理できるようにしました。ディスプレイシステムの集中化により、より多くの機能を、最小のスペースで容易に提供できます。さらに複雑性が減少するほか、コクピットのどのスクリーンに情報を表示するかの選択が広がり、自由度が向上します。

大気環境の改善につながるeモビリティと内燃機関
小型電気自動車用48 Vドライブトレイン:ボッシュは、都市交通のニーズに的を絞り、モーター、コントロールユニット、バッテリー、充電装置、ディスプレイ、アプリを統合した一体型48 Vドライブトレインを開発しました。狙いは都市交通の効率化です。それに加え、発進後の急加速が運転の楽しさと驚きを提供します。このシステムは小型電気自動車の全クラスをカバーし、二輪、三輪、四輪の各モデルに対応できます。既製の自動車部品として提供されるため、自動車メーカーはテスト済みのパーツがもたらす利点を享受できるほか、開発コストを最小限に抑えられます。既存のOEMも、新規市場参入者も、12~18カ月で車両の開発を終え、市場に導入できるようになります。

48 Vバッテリー:48 Vバッテリーは、ブースト回生マシン、DC-DC変換器とともに、48 Vシステムの主要コンポーネントを構成します。このバッテリーは制動時に回生したエネルギーを蓄え、その後必要に応じて電気モーターと車両電気システムに供給します。バッテリーは高さが90 mm しかないため、取り付け場所の選択肢が広く、たとえばシートの下やスペアホイールウェルなどに格納することもできます。パッシブ冷却方式のため、デザインのコンパクト化に加えて、コストの最適化、静音化が達成されました。動作音はほとんどしません。ボッシュは、欧州と中国市場の成長に期待しています。中国ではすでにかなりの数の生産プロジェクトを獲得しました。アジアの競合他社との比較したときのボッシュの大きな強みは、現地で実施する適合のための開発と、現地生産の経験が豊富なことです。

ポート燃料直噴システム:二つの世界のベストをひとつに統合しました。ガソリン直噴システムとガソリンのポート噴射の両方のメリットを併せ持つのが、ボッシュのポート燃料直噴システムです。ガソリンのポート噴射の一番の強みは、部分負荷動作時の摩擦損失が低いことであり、他方ガソリン直噴システムは全負荷ないしそれに近い領域でノック限界が高いという特長があります。ポート燃料直噴システムはこれら二つのシステムを統合し、それぞれの長所を足し合わせました。その結果、全負荷、部分負荷いずれの領域でも、燃料効率が上がり、粒子状物質(PM)の排出レベルが低下します。

ディーゼルエンジン用ニードルクローズ制御:新しいニードルクローズ制御(NCC)は、実際の走行条件下で燃料噴射時間を精密に測定、制御する技術で、精度は数百万分の1秒です。これを達成するために、センサーをソレノイド式インジェクターに組み込むとともに、最先端をいくインテリジェントな制御ソフトウェア アプリケーションと組み合わせました。これによりフィードバック制御ループの品質が向上し、インジェクターの耐用寿命全体を通じてより精密な噴射を行うことができます。複雑精緻な噴射パターンを構成することも可能で、それにより実際の走行条件下のエンジン音、燃費、およびエミッションを一段と引き下げることができます。NCCはまた、将来、燃焼噴射システムのオンライン診断の新しい可能性を切り拓くと期待されています。

ビークルコントロールユニット(VCU):今日の新車には、多いもので100個からのコントロールユニットがスタンドアローンで使われています。ビークルコントロールユニット(VCU)は、そうした単機能のコントロールユニットの数を大幅に減らす目的で開発されました。VCUは貴重な設置スペースの節約、車両重量の低減、コントロールユニット間通信の単純化に寄与します。パワートレインの中央コンピューターとして機能するVCUは、電気自動車において、インバーターとトランスミッションなどのパワートレイン コンポーネント、さらにはバッテリーとモーターを管理するシステムを協調制御します。VCUはまた、ドメインコンピューターとして使用し、特定の機能を受け持たせることもできます。どのような機能かと言えば、操作/ギヤシフト戦略、トルク配分、高電圧/48 Vの整合化、充電制御、診断、モニタリング、サーマルマネジメントなどです。

報道関係対応窓口:
自動化: Jörn Ebberg, +49 711 811-26223
ネットワーク化: Annett Fischer, +49 711 811-6286
電動化: Florian Flaig, +49 711 811-6282
商用車、二輪車、スタートアップ: Inga Ehret, +49 711-811 16476

IAA 2017でボッシュ製品をご体験いただけます(開催地はフランクフルト):ボッシュは未来のモビリティについて、事故ゼロ、エミッションゼロ、ストレスゼロの姿を思い描いています。ボッシュはこの事故ゼロ、エミッションゼロ、ストレスゼロという目標を自動化、電動化とネットワーク化を通じて達成したいと考えています。ボッシュはIAA 2017において、運転をより安全・効率的にし、クルマを第3の生活空間にする最新のソリューションを3つのテーマに沿った形でご紹介します。

ボッシュ役員の記者会見:2017年9月12日(火)13:15~13:40(現地時間)、ボッシュ取締役会会長のフォルクマル・デナーモビリティ ソリューション セクター統括部門長のロルフ・ブーランダーが出席予定、ボッシュのブース:第8ホールのA03

IAA 2017におけるボッシュのハイライトを www.bosch-iaa.de とTwitterで紹介:#BoschIAA


このプレスリリースは2017年08月22日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。
世界のボッシュ・グループ概要
モビリティ ソリューションズは、ボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2016年の売上高は439億ユーロで、総売上高の60%を占めています。モビリティ ソリューションズの売上により、ボッシュ・グループはリーディングサプライヤーの地位を確立しています。モビリティ ソリューションズは、自動化、電動化、ネットワーク化の3つの領域においてグループの専門知識を統合させ、お客様にトータルソリューションを提供します。その事業領域は主に、内燃機関の燃料噴射テクノロジー/パワートレイン周辺機器、パワートレイン電動化のさまざまなソリューション、車載向け安全システム、ドライバー アシスタンス システム/自動化機能、ユーザーフレンドリーなインフォテインメントやVehicle-to-Vehicle(車車間)およびVehicle-to-Infrastructure(路車間)通信、オートモーティブ アフターマーケット向けのリペアショップコンセプト/テクノロジー/サービスなどです。さらにボッシュは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック スタビリティ コントロール)、ディーゼル用コモンテールシステムなどの自動車の重要な革新技術を生み出してきました。

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーです。2016年の従業員数は約39万人(2016年12月31日現在)、売上高は731億ユーロを計上しています。現在、事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュはIoTテクノロジーのリーディングカンパニーとして、スマートホーム、スマートシティ、コネクテッドモビリティ、さらにコネクテッドインダストリーに関する革新的なソリューションを提供しています。ボッシュはセンサー技術、ソフトウェア、サービスに関する豊富な専門知識と「Bosch IoT cloud」を活かし、さまざまな分野にまたがるネットワークソリューションをワンストップでお客様に提供することができます。ボッシュ・グループはコネクテッドライフに向けたイノベーションの提供を戦略的な目標に定め、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じて生活の質の向上に貢献します。つまり、ボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社450社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売/サービスパートナーを含むグローバルな製造・エンジニアリング・販売ネットワークは世界中のほぼすべての国々を網羅しています。ボッシュの未来の成長のための基盤は技術革新力であり、世界120の拠点で約5万9,000人の従業員が研究開発に携わっています。

ボッシュの起源は、1886年にロバート・ボッシュ(1861~1942年)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッシュ・グループの企業としての自立性を保証するものであり、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができます。ロバート・ボッシュGmbHの株式資本の92%は慈善団体であるロバート・ボッシュ財団が保有しています。議決権の大半はロバート・ボッシュ工業信託合資会社が保有し、株主の事業機能を担っており、残りの株式は創業家であるボッシュ家とロバート・ボッシュGmbHが保有しています。

さらに詳しい情報は 以下を参照してください。
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英語)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英語)
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PI9776 | 2017/08/22

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