モビリティ ソリューションズ

EICMA 2017:未来の二輪車とパワースポーツ車両向けのボッシュのソリューション

  • ネットワーク化システム:利便性を高めるネットワーク化ソリューション
  • アシスタンスシステム:ライディングの喜びはそのままに安全性を向上
  • パワートレインシステムと電動化:新しいライディング経験と持続可能なパワートレインテクノロジー
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  • 2017/11/06
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プレスリリース

ミラノ – スマートなアシスタンスシステムからネットワーク化ソリューション、そしてパワートレインのための新しいエネルギーまで、ボッシュは未来の二輪車とパワースポーツ車両のために数々のソリューションを用意しています。

ネットワーク化システム:ネットワーク化ソリューションでより高い安全性と利便性を実現
二輪車と四輪車の車車間通信(B2V):
半径数百メートル圏内にいる車両同士が、1秒間に最大10回の頻度で、車種、速度、位置、進行方向などの詳細情報を交換します。このテクノロジーによって、ドライバーは、自身や車載センサーが二輪車の姿を捉えるはるか以前に二輪車の接近を認識することができ、事故を未然に防ぐことが可能となります。二輪車と四輪車間のデータ交換の基礎となるのは、公共無線LAN規格(ITS G5)です。データの送受信に要する時間はわずか数ミリ秒と非常に短く、すべての道路利用者が交通状況に関連する重要な情報を生成・送信できます。

インテグレーテッド コネクティビティ クラスター:
インテグレーテッド コネクティビティ クラスターは、二輪車とパワースポーツ車両向けに開発された、「オール イン ワン」型ライダー情報コミュニケーションシステムです。ライダーは自身の二輪車とスマートフォンをBluetoothで接続することができます。2017年、BMW R 1200 GS向けのインテグレーテッド コネクティビティ クラスターの量産が開始されました。BMWとの共同開発により、新たにナビゲーション機能を利用することが可能になります。この新しい機能は特に市街地で、ライダーの利便性と安全性を高めます。ナビゲーション機能のほかに、BMWのインテグレーテッド コネクティビティ クラスターはライディングの利便性と喜びを高める2つの機能を備えています。ライダーは電話を受けるだけでなく、電話帳と最近の受発信記録に容易にアクセスし、電話をかけることもできます。さらに、人間工学的にデザインされたハンドルバーの操作により、ライダーはスマートフォンのミュージックライブラリーに簡単にアクセスできます。インテグレーテッド コネクティビティ クラスターは、直観的な操作ができるインターフェースと革新的な技術を採用しており、どのような状況でも画面情報を容易に読み取ることができ、ライダーはライディングの喜びを満喫できます。

mySPIN – スマートフォン統合ソリューション:
ライダーは、mySPINにより、自身のスマートフォン内のコンテンツを二輪車、スクーター、あるいはパワースポーツ車両に転送できます。2017年、同システムが搭載された初めてのパワースポーツ車両となる、BRPのオンロード版トライクのCan-Am Spyder向けにmySPINの量産が開始されました。ますます人気が高まっているパワースポーツ車両への採用となります。mySPINの利点は、外部のアプリ開発者による優れたアプリの機能を利用できることに加え、操作が簡単で、スマートフォンホルダーやタッチスクリーンといった、市場に出回っている他の類似ソリューションに比べ、注意散漫に陥りにくいことが挙げられます。

リーン コネクティビティ ユニット:
リーン コネクティビティ ユニットは、ライダーの安全性と利便性を向上するために最適化されたネットワーク化ソリューションです。新興成長市場のニーズに合わせて開発されました。ライダーが事故に遭った際、装置が自動的にそれを検知し、リーン コネクティビティ ユニットのアプリを通じて、ライダーのスマートフォンに登録された緊急連絡先に、ライダーの現在位置を含む緊急メッセージを送ります。また、ライダーが危険を感じた際、ハンドルバーのリモートコントロールを操作して位置情報を含む緊急メッセージを同じ緊急連絡先宛てに送ることができます。さらに、このシステムはスマートフォンを車両の追加「キー」として使うことにより、車両盗難防止にも役立ちます。電話機能にも対応しており、ライダーはハンドルバーのリモートコントロールの操作により、かかってきた電話を受ける、または切ることができます。また、グループツーリング中には、リーン コネクティビティ ユニットを使って仲間の現在位置を追跡したり、到着時刻を推定したりすることができます。二輪車メーカーは、CAN通信によって、遠隔診断などライダーに利便性向上をもたらす追加の付加価値機能を実現できます。

アシスタンスシステム:ライディングの喜びはそのままに安全性を向上
モーターサイクル用アンチロック ブレーキ システム(ABS):
ボッシュは1984年以来、モーターサイクル用アンチロック ブレーキ システム(ABS)技術の開発・改良を続けてきました。小型・軽量ながら、高い性能を持つこのシステムは、あらゆる地域のライダーの走行安全性の向上に寄与しています。ボッシュの事故調査分析によると、ドイツとインドで起きた原動機付き二輪車の事故の約4分の1は、ABSがあれば回避できたと推定されています。欧州連合(EU)、日本、台湾、ブラジルなど多くの国でモーターサイクル用ABS装備の義務化が既に施行されている、若しくは近々施行される予定です。インドでも2018年半ばから、エンジン排気量125 cc以上のすべての新型車でモーターサイクル用ABSの装備が義務化されます。インドのこの義務化は、インドネシアやタイなど、小型二輪車が重要な交通手段として利用されている他の新興成長市場にも影響を与えると予想されます。ボッシュの小型・軽量のABS 10は、インド、インドネシア、タイなどの新興成長市場の二輪車ユーザーのニーズを念頭に置いて設計されました。

モーターサイクル用スタビリティ コントロール(MSC):
モーターサイクル用スタビリティ コントロール(MSC)は世界初の二輪車向け「オール イン ワン」型安全システムです。システムは二輪車の傾斜角などのパラメーターを計測し、現在の走行状況に合わせて瞬時に電子制御をすることで加減速を調整します。このようにしてボッシュのシステムは、二輪車事故の原因の大半を占めるコーナーで減速した際の車体のローサイドや起き上がりを防止します。ベンチマークとなる優れた信号伝達性能を持ち、高い振動耐性を持つボッシュの新しい6Dセンサーが、近い将来MSCシステムに使用される予定です。2018年から量産が始まりますが、現時点で市場に出回っている製品としては最小、最軽量のセンサーユニットとなります。このセンサーは搭載場所や方向を選ばないため、車両搭載の柔軟性が著しく向上します。

付加価値機能:
ボッシュは、モーターサイクル用ABSとモーターサイクル用スタビリティ コントロール(MSC)のコントロールユニットをベースとして使用し、新たな付加価値機能を提供しています。付加価値機能は、スマートなアルゴリズムによってABSまたはMSCユニットにプログラムされます。ボッシュが開発した付加価値機能の最新の例は、「サイド スリップ アングル コントロール」で、これはあらゆるライディング条件下で車両のコントロール性能を向上します。システムは二輪車特有の主要データである車体の傾斜角、サイドスリップ角、減速度などを分析し、その結果に基づいてブレーキ圧を調整し、車両の安定性とブレーキング性能を高めます。また「ダイナミック スライド コントロール」は車体のサイドスリップ角の情報を利用し、強いブレーキング時の後輪のスライドを一定範囲内にて抑制する機能です。特にレーストラックでの使用を想定して設計されたこの機能は、2018年から、Ducati Panigale V4向けに初めての量産が始まります。

eBike用安全システム:
eBikeにも安全性向上の波が及ぼうとしています。ボッシュは近く、eBike用アンチロック ブレーキ システム(ABS)を市場に初めて投入します。新開発となるこのシステムは、インテリジェントで革新的なシステムにより、eBikeの前輪がロックするのを防ぎ、後輪が浮き上がるのを防止します。ブレーキをかけてから車体が停止するまでの距離が短縮されるほか、ハンドルバー越しにライダーの体が前方に投げ出される危険を低減します。ボッシュ事故調査分析によると、もしすべての車両にABSシステムが標準装備されていれば、eBikeの事故件数を4分の1程度低減できる見込みです。ボッシュのeBike用ABSは2017年秋から、まず限定された自転車ブランドに展開されます。ボッシュのドライブトレインを搭載したトレッキング用、および市街地用eBikeの量産は、2018年秋から始まる予定です。

パワートレインシステムと電動化:燃費とライディングの喜びを向上
エンジン制御システム:
エンジン制御システムは、効率的で経済的なテクノロジーの中核となる要素です。これらのシステムは、二輪車を将来の排出ガス基準、たとえば欧州のEuro 5やインドのBS 6(バラートステージ)に、車両に搭載されているコンピューターが行う自己故障診断機能であるOBD l/llを含めて適応させるためのサポートをします。高度なセンサー技術と組み合わせることで、エンジン制御システムの効率は従来のキャブレターシステムよりも大幅に高くなり、走行条件にもよりますが、CO2 排出量を最大で16%減らすことができます。新しいエンジン制御システムの中心的なコンポーネントはコントロールユニットです。この小さなコンピューターがパワートレインセンサーから送信される各種データを分析し、それをもとに点火や燃料の量などのパラメーターを調整します。ボッシュは広範な製品ポートフォリオを擁し、小排気量の単気筒エンジンを搭載した車両から、高性能二輪車とパワースポーツ車両まで、すべての二輪車向けに最適化したソリューションを提供します。

小型電気車両向けパワートレインシステム:
小型電気車両向け統合システムにより、ボッシュは都市交通ソリューションのための技術的基盤を提供します。それぞれのお客様のニーズの違いに応えるため、パワートレインには2つのバージョンが用意されています。出力レンジが3 kWまでのインハブシステムと、同4~20 kWのセントラルドライブトレインです。モーター、コントロールユニット、バッテリー、充電器、ディスプレイ、そしてコネクティビティボックスとアプリは完全に調和し、二輪、三輪、四輪の小型電気車両の電動化に応用できます。ボッシュのパワートレインソリューションを使って電動化した二輪車のサンプル2例をボッシュのブースでご覧いただけます。インハブシステムを採用したAima eScooterと、セントラルドライブトレインを搭載したスポーツバイクのElmoto HR-8です。

詳細情報:
http://www.bosch-mobility-solutions.com/en/company/trade-fairs-and-events/eicma


EICMA 2017会場でボッシュをご体験ください:スマートなアシスタンスシステムから、ネットワーク化ソリューション、そしてパワートレインのための新しいエネルギーまで、ボッシュは未来の二輪車とパワースポーツ車両のための数々のソリューションを用意しています。EICMA 2017の13号ホール、G62ブースで、ボッシュはこれら3つのジャンルの最新ソリューションを紹介します。

報道関係対応窓口:
ドイツ:
Inga Ehret
電話: +49 711 811-16476

イタリア:
Marco Gardenale
電話: +39 02 36962511


このプレスリリースは2017年11月06日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。
世界のボッシュ・グループ概要
モビリティ ソリューションズは、ボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2016年の売上高は439億ユーロで、総売上高の60%を占めています。モビリティ ソリューションズの売上により、ボッシュ・グループはリーディングサプライヤーの地位を確立しています。モビリティ ソリューションズは、自動化、電動化、ネットワーク化の3つの領域においてグループの専門知識を統合させ、お客様にトータルソリューションを提供します。その事業領域は主に、内燃機関の燃料噴射テクノロジー/パワートレイン周辺機器、パワートレイン電動化のさまざまなソリューション、車載向け安全システム、ドライバー アシスタンス システム/自動化機能、ユーザーフレンドリーなインフォテインメントやVehicle-to-Vehicle(車車間)およびVehicle-to-Infrastructure(路車間)通信、オートモーティブ アフターマーケット向けのリペアショップコンセプト/テクノロジー/サービスなどです。さらにボッシュは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック スタビリティ コントロール)、ディーゼル用コモンテールシステムなどの自動車の重要な革新技術を生み出してきました。

ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーです。2016年の従業員数は約39万人(2016年12月31日現在)、売上高は731億ユーロを計上しています。現在、事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュはIoTテクノロジーのリーディングカンパニーとして、スマートホーム、スマートシティ、コネクテッドモビリティ、さらにコネクテッドインダストリーに関する革新的なソリューションを提供しています。ボッシュはセンサー技術、ソフトウェア、サービスに関する豊富な専門知識と「Bosch IoT cloud」を活かし、さまざまな分野にまたがるネットワークソリューションをワンストップでお客様に提供することができます。ボッシュ・グループはコネクテッドライフに向けたイノベーションの提供を戦略的な目標に定め、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じて生活の質の向上に貢献します。つまり、ボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社450社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売/サービスパートナーを含むグローバルな製造・エンジニアリング・販売ネットワークは世界中のほぼすべての国々を網羅しています。ボッシュの未来の成長のための基盤は技術革新力であり、世界120の拠点で約5万9,000人の従業員が研究開発に携わっています。

ボッシュの起源は、1886年にロバート・ボッシュ(1861~1942年)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッシュ・グループの企業としての自立性を保証するものであり、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができます。ロバート・ボッシュGmbHの株式資本の92%は慈善団体であるロバート・ボッシュ財団が保有しています。議決権の大半はロバート・ボッシュ工業信託合資会社が保有し、株主の事業機能を担っており、残りの株式は創業家であるボッシュ家とロバート・ボッシュGmbHが保有しています。

さらに詳しい情報は 以下を参照してください。
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英語)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英語)
https://twitter.com/BoschPresse ボッシュ・メディア 公式ツイッター(ドイツ語)
www.bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト(日本語)
https://twitter.com/Boschjapan ボッシュ・ジャパン 公式ツイッター(日本語)
https://www.facebook.com/bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式フェイスブック (日本語)
https://www.youtube.com/boschjp ボッシュ・ジャパン 公式YouTube(日本語)

PI9848 | 2017/11/06

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