経営情報

成長する市場:サービスとしてのモビリティ
ボッシュ、コネクテッド モビリティサービスを開発する事業部を新設

  • ボッシュCEOのデナー:「ネットワーク化は、移動のあり方を根本的に変えます」
  • 新しいライドシェア事業:米国のスタートアップ企業SPLTを買収
  • 新たにサービスを開始:マドリッドでeスクーターのシェアリングが可能に
  • 世界初:system!e – eモビリティを日常利用に適したものにする新サービス
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  • 2018/02/21
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プレスリリース

ベルリン/シュトゥットガルト(ドイツ)– ボッシュは、モビリティサービスのプロバイダーを目指し変革を推し進めています。この度、新設された事業部「コネクテッドモビリティ ソリューションズ」は、600人を超える従業員を擁し、デジタルモビリティサービスの開発と販売を手掛けます。事業内容にはカーシェアリング、ライドシェアリング、ネットワーク化ベースのドライバー向けサービスなどが含まれます。「ネットワーク化は移動のあり方を根本的に変え、その過程において現在の交通が抱える問題を解決に貢献します。私たちはEmission-free(排出ガスのない)、Stress-free(ストレスのない)、 Accident-free(交通事故のない)モビリティというビジョンを実現するためネットワーク化を活用しています」と、ボッシュ取締役会長のフォルクマル・デナーはベルリンで開催されたIoTカンファレンス「Bosch ConnectedWorld 2018」で述べました。ネットワーク化は計り知れないビジネスチャンスをもたらします。2025年には、全世界で4億7,000万台以上の車両がネットワーク化されると予想されています(出典:PwC)。今から4年後には、モビリティサービスと関連するデジタルサービスの市場規模は1,400億ユーロに達する見通しです(出典:PwC)。デナーはこう述べました。「車両のネットワーク化はボッシュにとって成長分野です。ボッシュはソリューションの提供により2桁成長を目指しています」。新事業部は、既存のサービスポートフォリオをさらに充実させます。たとえば、ボッシュのモビリティサービスは、逆走車のドライバーに警告を発したり、スマートフォンを車のキーに変えます。最も新しいサービスは、米国のスタートアップ企業Splitting Fares Inc. (SPLT)が提供するライドシェアリングサービスです。デナーはまた、ベルリンでsystem!eを紹介しました。eモビリティ向けネットワーク化サービスは、マス マーケット向けに電動走行の適合性を一段と向上させます。

ライドシェアリング事業に参入
コネクテッドモビリティ分野における成長市場のひとつが、カープール(相乗り)や送迎サービス、タクシー手配のためのオンラインサービスとアプリを含むライドシェアリングです。2022年には、全世界のライドシェアリングの利用者数は現在より60%増加し、6億8,500万人に達すると予想されています(出典Statista)。これまで、こうしたサービスの多くはたまたま同じ方向に行く人や、出発間際に移動手段を確保しようという人を対象にしており、企業や通勤者はサービスの対象として重視されていませんでした。SPLT はまさにこの点に着目しました。先ごろボッシュが買収したこの米国のスタートアップ企業は、企業や大学、自治体が職員のライドシェアリングを手配するために利用できるプラットフォームを開発しました。このB2Bアプローチは通勤者をターゲットにしています。 SPLTアプリは、同じ職場や学校に相乗りで行きたい人たちを集めます。このアプリの利点のひとつは、相乗りするのが同僚であるということです。つまり、利用者は全く知らない他人と一緒に車に乗る必要はありません。アルゴリズムは数秒で同乗者をマッチングし、最短経路を計算して、かつては手間がかかっていた出発地点や出発時間、最適なルート、乗客の調整という作業を引き受けます。ライドシェアリングはストレスがなく、お財布にも環境にも優しい仕組みです。企業はまた、交通量の削減にも貢献することができます。デナーはこう指摘します。「ネットワーク化は車だけでなく、交通機関の利用のあり方全体を見直すための手段です」

電動化車両向けデジタルサービス
ボッシュの子会社COUPは、2016年からベルリンでeスクーターのレンタルサービスを提供しています。昨年にパリでeスクーターシェアリングを導入したのに続き、今年はマドリッドでサービスを開始します。これにより、eスクーターの総数は3,500台になります。「デジタルサービスはeモビリティの普及に弾みをつけます」とデナーは言います。ボッシュのCEOはIoTカンファレンスで、ネットワーク化された電動パワートレインコンポーネントと電気自動車向けの新しいサービスソリューションの包括的システムであるsystem!eを発表しました。ボッシュはこのシステムのために、eスクーターの駆動装置を自社プラットフォームである Bosch Automotive Cloud Suite に接続させました。現在、ボッシュはこのプラットフォームを利用したウェブベースのサービスを開発中です。将来的には、スマートな電気自動車はいつバッテリーの残量がなくなるかが正確に分かるだけでなく、最寄りの充電所を見つけることもできるようになります。

航続距離の不安を解消:日常使用を促すサービス
多くの消費者は、電気自動車は目的地に向かう途中で必要な電気がなくなり走行不能になるかもしれないという不安から購入を見送ります。system!eは、まさにこうした問題に対処するために設計されています。電気駆動装置がクラウドとネットワーク化されているため、システムが「航続距離延長予測(extended range forecast)」を提供することができます。アルゴリズムは、現在のバッテリー充電、暖房や空調のエネルギー消費、ドライバーの走行スタイル、車両周囲の情報などの車両に関するデータを考慮します。これには、現在の交通状況と目的地に向かうルートの地形データも含まれます。この情報に基づいて、システムは確実に車両の正確な航続距離を計算することができます。電気自動車で長距離を走行する場合、「充電アシスタント」が航続距離延長予測を補完します。このサービスは与えられた行程、例えばミュンヘンからハンブルクまでの間にあるすべての充電スポットの場所を把握しているので、充電のためにどこで停車するか事前に計画を立てておくことができます。決済プロセスも管理します。レストラン、カフェ、ショッピングなどの選択肢に関する追加情報のおかげで、ドライバーは他のことをして充電時間を有効活用できます。3つめのサービスは、スマートホームでの車両の充電を管理し、エネルギー利用を最適化します。 このサービスは、スマートホームの電力網に電気自動車を統合させるもので、車両のバッテリーは、住宅の太陽光発電システム用定置式蓄電装置を補完できるようになります。日中、車両は太陽光発電の余剰電力を貯蔵し、夜間に必要に応じて電力を送り返します。デナーは次のように述べています。「ボッシュにとって、モビリティは車だけにとどまりません。数多くの分野における幅広い技術によって、私たちは様々なアプリケーションに対応したエコシステムを開発し、運用するという類を見ない立場にあります」

3,500人が参加、70社が出典、140人が講演
ボッシュのIoT活動は、コネクテッドモビリティ、コネクテッド・マニュファクチャリング、ネットワーク化されたエネルギーシステムと建物のソリューションなど多岐にわたっています。ベルリンで開催されるIoT業界向けフォーラム「Bosch ConnectedWorld」は、70社を超える出展企業が、モノのインターネット化ですでに可能なことと、今後どのように人々の日常生活を向上させるのかを紹介します。ベルリンのイベントホール「Station」の1万平方メートルの展示スペースには、2月21日から22日にかけて約3,500人の参加者が集います。ボッシュCEOのフォルクマル・デナーのほか、ディーター・ツェッチェ (ダイムラーCEO)、フランク・アッペル(ドイツポストDHL CEO)、ヨハン・ユングヴィルト(フォルクスワーゲンCDO)など約140人が講演を行います。ハッカソンにはプログラマー、スタートアップ企業の従業員、デザイナーなど約700人が参加し、コネクテッドモビリティサービス、自動運転、ネットワーク化された製造と物流管理、ネットワーク化された暮らしのための新しいアイデアを開発します。今年で5回目の開催となるBosch ConnectedWorldは、モノのインターネット化をテーマとする世界最大級のカンファレンスのひとつです。

報道資料: テキスト、画像、動画その他の報道資料は2018年2月21日11:30 (中央ヨーロッパ時間)から www.bosch-press.com で入手可能です。

報道関係対応窓口

コネクテッドモビリティとコネクテッドサービス
Annett Fischer

電話: +49 711 811-6286、Eメール Annett.Fischer@bosch.com

モノのインターネット化、インダストリー4.0、コネクテッド・マニュファクチャリング
Dirk Haushalter

電話: +49 711 811-38195、Eメール Dirk.Haushalter@bosch.com

技術革新、研究開発・先端エンジニアリング、スマートライフ、
スタートアップ
Christiane Wild-Raidt

電話: +49 711 811-6283、Eメール Christiane.Wild-Raidt@bosch.com

Bosch ConnectedWorld
Caroline Schulke

電話: +49 711 811-7088、Eメール Caroline.Schulke@bosch.com


このプレスリリースは2018年02月21日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。
世界のボッシュ・グループ概要
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーです。2017年の従業員数は約40万500人(2017年12月31日現在)、暫定決算報告での売上高は780億ユーロ(約9.9兆円*)を計上しています。現在、事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュはIoTテクノロジーのリーディングカンパニーとして、スマートホーム、スマートシティ、コネクテッドモビリティ、さらにコネクテッドインダストリーに関する革新的なソリューションを提供しています。ボッシュはセンサー技術、ソフトウェア、サービスに関する豊富な専門知識と「Bosch IoT cloud」を活かし、さまざまな分野にまたがるネットワークソリューションをワンストップでお客様に提供することができます。ボッシュ・グループはコネクテッドライフに向けたイノベーションの提供を戦略的な目標に定め、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じて生活の質の向上に貢献します。つまり、ボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社450社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売/サービスパートナーを含むグローバルな製造・エンジニアリング・販売ネットワークは世界中のほぼすべての国々を網羅しています。ボッシュの未来の成長のための基盤は技術革新力であり、世界125の拠点で約6万2,500人の従業員が研究開発に携わっています。

ボッシュの起源は、1886年にロバート・ボッシュ(1861~1942年)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッシュ・グループの企業としての自立性を保証するものであり、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができます。ロバート・ボッシュGmbHの株式資本の92%は慈善団体であるロバート・ボッシュ財団が保有しています。議決権の大半はロバート・ボッシュ工業信託合資会社が保有し、株主の事業機能を担っており、残りの株式は創業家であるボッシュ家とロバート・ボッシュGmbHが保有しています。

*2017年の為替平均レート:1ユーロ=126.71118円

さらに詳しい情報は 以下を参照してください。
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英語)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英語)
https://twitter.com/BoschPresse ボッシュ・メディア 公式ツイッター(ドイツ語)
www.bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト(日本語)
https://twitter.com/Boschjapan ボッシュ・ジャパン 公式ツイッター(日本語)
https://www.facebook.com/bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式フェイスブック (日本語)
https://www.youtube.com/boschjp ボッシュ・ジャパン 公式YouTube(日本語)

PI10015 | 2018/02/21

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