グローバル規模で革新的なテクノロジーとサービスを提供するボッシュは今回のCES 2016において、「APAS」シリーズをご紹介する予定です。このシリーズには、製造に柔軟性と効率性をもたらす自動生産アシスタントも含まれます。このシステムはインダストリー4.0のアプリケーションで使用するために専用に開発されたもので、製造の自動化の大きな助けとなります。この自動生産アシスタントは、大変な作業、危険を伴う作業、単調な作業を肩代わりしてくれ、部品組付けや梱包・開梱などにも対応できるため、人は付加価値を高めるような作業により多くの時間を費やせるようになります。
ハイレベルな精度と安全性:APASが上質なコーヒーを提供
ボッシュは今回のCESで、この生産アシスタントの多様性をご紹介したいと考えています。そこで、サンズ エキスポのボッシュ・ブースに設置した「APASアシスタント」がバリスタとして、来場者の皆様がアプリ経由でオーダーすると、上質なコーヒーを淹れ、その可能性の一端を披露する予定です。なお、コーヒーを注ぐ前に、「APASマーカー」が各カップに文字を入れます。このコーヒーの提供で特に重視しているのが作業の精度と品質で、あたかも生産ライン上のワークピースであるかのように、「APAS」は各カップをミリ単位の精度で丁寧にお渡しします。「APAS」はコーヒーメーカーとネットワークで接続され、水やコーヒー豆の補充が必要なタイミングを知らせることができるほか、ブース内のすべての「APAS」ロボットは問題が生じたかどうかを示す画面を通じて監視することができます。この「APAS」アシスタントは、ドイツ従業員賠償責任保険協会による協力事業に認定された初の産業用ロボットシステムで、防護柵なしで人間と協力して作業を行うことができます。このロボットは120を超す高感度センサーによる特許取得済みの外装を備えており、作業者が一定の距離を超えて近づくとすぐに停止するようになっています。
「APAS」シリーズが迅速かつ柔軟な生産を実現
「APAS」シリーズには、製造業界向けのさまざまロボットが含まれています。その1つの「APAS inspector」は、高解像度カメラと3D測定技術を用いて表面を検査し、品質管理を行うロボットで、金属コンポーネントのヘアークラックを検知することができます。また「APAS speedswitch」は、レーザースキャナーを用いて「APAS」アシスタントの周囲エリアを監視し、近くに誰も人がいない場合には処理速度を切り上げます。このため、人間の安全を損ねることなく、他の多くのシステムよりも生産性を高めることができます。さらに「APAS flexpress」は、構成部品を精密に組み立てたり、後続工程(プレス加工、成形、打刻、穴あけなど)を行うロボットです。こうした生産アシスタントはすべて単独でもお互いを組み合わせても動作させることができます。
すべての生産活動をひとつの表示盤で管理
ボッシュは、大量のデータをリアルタイムで分析し、自社の生産プロセスを最適化するとともに、必要なIT製造ソリューションを顧客に提供もしています。すべての生産・品質、物流工程のデータは、CESで展示されるボッシュの「IoTショップフロア ソリューション」で管理することができます。中央制御エレメントとなるのはリアルタイムでデータを表示する管理表示盤です。これによりユーザーは、生産工程の中断を予防することができ、それが生産性の向上につながります。
HP:
APASに関する詳細:
http://bit.ly/1ly6ghC
ボッシュで実践されているIndustry 4.0:
http://bit.ly/1ybCuV4
Simply.Connected.
ラスベガス(米国ネバダ州)で開催される CES 2016 のボッシュ関連のイベントにぜひお越しください。
2016年1月5日(火)(すべて現地時間)
- 08:00~08:45
フォルクマル・デナー(ボッシュ取締役会会長)による記者会見(マンダレイ・ベイ・ホテル、サウスコンベンションセンター、レベル3、バンヤンルームA-D)
- 11:00~12:00
基調パネル 「スマートシティを超えて:アーバンモビリティの未来」
フォルクマル・デナー(ボッシュ取締役会会長)、ウェストゲート シアター(その他のパネリストとしてアンソニー・フォックス米国運輸省長官が参加) - 11:30~12:30
カンファレンス・トラック:センサーとMEMSのインターネット
パネル:「ウェアラブル端末とスマートセンサーが促進させるユーザーインターフェース」
ホルスト・ムエンツェル(アクスティカCEO兼ゼネラルマネージャー)
ベネチアン、レベル4、マルチェロ4404 - 14:15~15:15
カンファレンス・トラック:センサーとMEMSのインターネット
パネル:「モノのインターネット化の技術動向」、
シュテファン・フィンクバイナー(ボッシュ センサーテックCEO兼ゼネラルマネージャー)、
ベネチアン、レベル4、マルチェロ4404
- 10:15~11:15
カンファレンス・トラック:未来の自動車モビリティエコシステムを探る
パネル:「未来のモビリティエコシステムのプレーヤーにとっての意味」
ロルフ・ニコデムス(ロバート・ボッシュGmbHのコネクテッド・パーキング プロジェクト担当副社長)、ラスベガスコンベンションセンター、北ホール、ルームN261
- テーマ:「スマートホーム、スマートシティ、Industry 4.0」スマートホーム マーケットプレイス、サンズ エクスポ センター、ブース#71517
- テーマ:「コネクテッドモビリティ」北ホール、ブース#2302
報道関係対応窓口:
米国:Linda Beckmeyer
電話 +1(248)876-2046
ドイツ:Thilo Resenhoeft
電話 +49(711)811-7088
追加の国際プレスお問い合わせ先
このプレスリリースは2016年1月5日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
原文をご覧ください。