バンガロール:インドで2018年から、二輪車へのABS(アンチロック ブレーキ システム)の標準装備が義務付けられることになりました。交通事故件数をさらに低減するために、インド政府は2016年3月中旬に、この規制に関する公式声明を発表しました。ボッシュの新事業部門「モーターサイクル&パワースポーツ」のインド統括部長を務めるサンディープN(Sandeep N)は、この展開についてこう述べています。「モーターサイクル用ABSをはじめとする技術は、人々の生活の質の向上を実現するカギとなります。モーターサイクル用ABSを装備すれば、二輪車関連の事故件数を大幅に抑えられる可能性があります。ボッシュの製品とソリューションを通じて、私たちは二輪車の安全性の向上につなげていきたいと考えています」

インド道路交通省の報告によると、インドでは2012年に約3万6,000人が二輪車事故で命を落としており、これは交通事故全体の約26%に相当しています。そのため、モーターサイクル用ABSの装備義務化はインドの人命を守るための大きな一歩となります。ボッシュの事故調査では、モーターサイクル用ABSを装備することで、インド郊外で発生した二輪車事故全体の約3分の1を防止可能、さらに、事故全体の約5分の1において衝突速度を低減することができ、被害を軽減することができたとされています。

ボッシュは、1995年から200万台以上のモーターサイクル用ABSを製造しています。そして2015年には、新興成長市場向けに特別に開発し、現在の「ABS 9」よりも最大30%軽量化された新世代のモーターサイクル用ABS「ABS 10」を発表しました。

モーターサイクル用ABSが世界標準に
インド政府は二輪車へのABS装備を義務付けることで、二輪車の安全性の向上を目指しています。インドの規制は、排気量が125ccを超える二輪車に適用され、排気量125cc以下の二輪車については、メーカーは要件を満たすためにABSおよびCBS(コンバインド ブレーキ システム)のいずれかの装備を選択することができます。

欧州では、2016年初めから、排気量125cc以上のすべての新型車にABSの装備の義務付けが実施されています。同様の規制は日本では2018年から、台湾では2019年から適用され、さらにブラジルでは2016年から2019年の間に排気量300cc以上の二輪車に段階的に適用される予定です。また、モーターサイクル用ABSの装備は米国やオーストラリアでも政治的な検討課題として掲げられています。

新興成長市場におけるライダーの安全性をさらに向上
インドでの導入が決定された今回の規制は、インドネシアやタイなど、小型二輪車が最も重要な交通手段となっている他の新興成長市場にも影響を与える可能性があります。

タイとインドネシアでは、年間約2万1,000人が二輪車の事故で命を落としています。モーターサイクル用ABSでどれほど安全性が向上するかは、この両国で実施された事故分析でも確認することができます。調査報告書では、モーターサイクル用ABSが標準装備されていれば、これらの国々で発生した事故の約4分の1を防ぐことができたとされています。

モーターサイクル用ABSにより、ライダーは安心してブレーキをかけることが可能になるため、より迅速に、より大きな力でブレーキをかけられるようになります。例えば、ABSは緊急ブレーキ時に前輪がロックするのを防ぎ、これにより車両は安定性を維持できるため、転倒を回避しやすくなります。

二輪車の安全性の向上に寄与するソリューションをボッシュが提供
まさにこうしたターゲット市場に対応するべく、ボッシュは1回路および2回路のソリューションを含む新世代の小型化・軽量化されたモーターサイクル用ABS「ABS 10」を開発しました。今後5年間で、二輪車用の安全システムの市場が大きく成長するとボッシュは予想しています。その主な原動力となるのは、新興成長市場における需要の拡大です。ボッシュが2014年にタイとインドネシアで実施したエンドユーザー調査では、ライダーの70%以上がモーターサイクル用ABSの重要性を認識していました。

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このプレスリリースは2016年4月19日に Bosch India より発行されました。
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