バンコク – ボッシュは、5月にパトゥムターニー・スピードウェイで開催された、グローバルNCAPによる「Stop the Crash」キャンペーンにおいて、モーターサイクル用アンチロック ブレーキ システム(ABS)や乗用車用横滑り防止装置エレクトロニック スタビリティ コントロール(ESC)などの命を守る車載テクノロジーを紹介しました。ボッシュは「Stop the Crash」キャンペーンがキックオフした2015年から、3年連続で安全に関する技術を紹介してきました。

この活動は、国連の「交通安全のための行動の10年」が掲げる、世界中で2020年までに交通死亡事故件数を半分に抑えるという目標に向けた取り組みの一環として進められています。

このイベントで、ボッシュはモーターサイクル用ABSのデモンストレーション走行を行ったほか、ボッシュ独自の乗用車用ESCシミュレーターを使ってESCの紹介をしました。

二輪車の安全性の向上を求める声は新興成長市場で高まりつつあります。特にタイは、2015年の人口10万人あたりの交通事故死亡者数が36.2人と、ASEAN加盟国の中で最も高い数値となっており、この事故の75%以上に二輪車が関わっています。今年のタイのソンクラーン(旧正月)期間中に発生した事故件数は3,690件に上り、昨年と比べて7%増加しました。

ボッシュ・タイのマネージングディレクターを務めるジョセフ・ホン(Joseph Hong)はこのように述べています。「交通安全を守る立場として、衝突安全技術を開発する確かなグローバルリソースを備えている私たちは、自動車の安全性を向上し、タイの人命を守るためにあらゆる努力を講じるつもりです。私たちはタイ政府による交通安全対策へのさらなる注力を歓迎しており、アクティブセーフティ技術がタイ国内、そして国外の市場で流通する全車に搭載されるよう、期待しています」

モーターサイクル用ABSについて

ボッシュによるアンチロック ブレーキ システム(ABS)は1978年に世界に先駆けて量産に移行し、自動車のアクティブ セーフティ システム全体の世界的な基礎となりました。このABSは、車輪のロックを防ぎ、急ブレーキをかける場合でも自動車の安定性を保つシステムで、これによりドライバーは事故回避操作を行えるようになります。ボッシュが開発した電子制御式ABSは、乗用車や二輪車に採用できる、信頼性の高い高効率な初のソリューションとなり、今では欧州、米国や日本で車両の標準機能となっています。

ボッシュは、1995年から200万台以上のモーターサイクル用ABSを生産してきました。最新のボッシュのABS 10は、新興成長市場向けに特化して設計されたバージョンで、小型化・軽量化が進み、車体メーカーにとっても小型二輪車に搭載しやすいシステムとなっています。

ホンはさらにこう続けました。「交通安全の向上に寄与するという確かな実績をもつ最先端のボッシュの高い技術は、タイでも認められ、すでに市場に投入されています。私たちは、タイにおいてもASEAN諸国を含む数多くの国々と共に、交通安全の向上に著しく貢献できるESCやABSのような安全技術を標準装備として採用する重要性が認識されることを期待したいと思います」

横滑り防止装置ESCが世界の新たな安全基準に

ボッシュは1995年に世界で初めて横滑り防止装置エレクトロニック スタビリティ コントロール(ESC)の量産をスタートし、車の安全性を著しく引き上げました。また、この画期的なセーフティシステムの価格を抑えるために継続的に尽力し、タイで流通している車両に搭載できる価格帯の設定に成功しました。

ESCは、高性能なセンサーを使用して、ドライバーの操舵方向と実際の車両の挙動を1秒間に25回の割合で比較します。この比較結果が一致せず、車両の挙動が不安定になることを検知すると、ESCが介入し、安定性を回復させるためにエンジントルクを抑えます。介入を行っても車両が依然として危険な状態にあるとシステムが判断した場合には、必要に応じて個々の車輪にブレーキをかけます。なお、ESCには、アンチロック ブレーキ システム(ABS)とトラクション コントロール システム(TCS)が含まれています。

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