シュトゥットガルト(ドイツ)– 二輪車のライディングでは、適切な情報を適切なタイミングで得られることが事故の回避につながる場合があります。一方、ライダーは常に速度等の車両情報に注意を向けながら、交通状況にも気を配り続けなければなりません。ボッシュの新しいTFTクラスター5インチとコネクティビティクラスター5インチにより、ライダーは必要な情報をひと目で確認できるようになります。

TFTクラスター5インチ: 優れた視認性とコンパクトな設計を両立
ボッシュのTFTクラスター5インチはディスプレイを自由にプログラムすることが可能なため、車両メーカーは独自のデザインや仕様に合わせて表示画面を調整することができます。加えて、この5インチのディスプレイは限られたスペースにも搭載できることから、より幅広いセグメントの車両モデルへ対応可能です。これらの特長は車両メーカーからも受け入れられています:スズキは、最近発表された新型V-STROM 1050/1050DEにボッシュの新たなTFTクラスター5インチを採用しました。「ライダーがひと目で必要な情報をすべて把握しながらライディングを楽しめるようにするだけでなく、お客様である車両メーカーが私たちの製品を自由にカスタマイズできるようにしたいと考えています。TFTクラスター5インチにより、これらを実現しました」と、ボッシュのモーターサイクル&パワースポーツ事業部長のジェフ・リアッシュは述べています。ボッシュのTFTクラスター5インチを搭載したスズキの新しいV-STROM 1050/1050DEは2023年1月より発売開始となる予定です。この製品の鮮明なディスプレイは、あらゆる天候下で優れた視認性を保ちます。なお、TFTクラスター5インチはBluetoothによるネットワークへの接続機能はありません。

コネクティビティクラスター5インチ:ライディングにネットワーク化をもたらすパートナー
ボッシュのコネクティビティクラスター5インチは、TFTクラスター5インチにネットワーク化機能を加えた製品です。ライダーはこれまで、前方を見ながらナビゲーション情報を使用する場合には、別売りの器具を用いてインフォテイメント用の追加ディスプレイを車両に取り付ける必要がありました。ボッシュのコネクティビティクラスター5インチは、この状況の解決に貢献します。スマートフォンとコネクティビティクラスター5インチを接続することでナビゲーション、音楽、電話などの機能にアクセスできるだけでなく、警告メッセージや現在の速度といった重要な車両情報を表示することが可能です。ボッシュは二輪車向けセーフティシステムのリーディングサプライヤーとして何年にもわたり、二輪車の安全性の向上を最優先事項として取り組んできたほか、ライディングの楽しさを損ねることなく快適性を向上させるために尽力してきました。このために大きな役割を果たすのが、ライダーと二輪車との間だけでなく、二輪車とその周囲の環境とのネットワーク化です。二輪車向けディスプレイは、一般的なライディング関連情報だけでなく、安全運転支援システム等の先進的な機能を表示し、ライダーが操作するためのインタフェースとしての機能も担うことが可能です。

ボッシュのモーターサイクル向けディスプレイ:幅広い種類の車両に安全性を提供
電動二輪車や電動スクーター、さらに全地形対応車(ATV)などのパワースポーツ車両まで、ボッシュの5インチのTFTクラスターとコネクティビティクラスターは幅広い種類の車両に搭載することが可能です。電動車両に実装される場合、バッテリー残量や残りの航続距離など、電動車両特有のニーズに応じた追加情報を表示することができます。なお、ボッシュは2017年にモーターサイクル向けディスプレイの量産を開始しました。

【参考】
スズキ社・ニュースリリース:
(日本語)https://www.suzuki.co.jp/release/b/2022/0905/

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このプレスリリースは2022年09月21日に Robert Bosch GmbH より発行されました。
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